高倍率ズームレンズ、すっごく便利ですよ!
最大の魅力は「1本で広角から望遠まで撮れてしまうということ」ですが、もっと掘り下げて魅力をお伝えいたします。
高倍率ズームレンズって?
APS-Cセンサー用の一般的な高倍率ズームレンズ派焦点距離でいうと16-85mmや18-135mmがそうです。タムロンやシグマから18-300mmなどの超高倍率ズームレンズも発売されています。
選び方
倍率が高ければ高いほど良いかというとそういうわけでもないのがレンズ選び。
16-85mmまたは18-135mmぐらいの焦点距離をカバーしているレンズがおすすめです。私はシグマの18-250mmという超高倍率ズームレンズを持っていますが、あまり出番がありません。実は、暗いんです。暗いというのはF値が明るくないというのもありますが、同じF値で撮影しても写りが暗かった。。
ペンタックス純正の18-135mmと撮り比べてもシグマの18-250mmは明らかに暗いです。ファインダーを覗き込んだ瞬間から暗いのがわかります。
なので、超高倍率ズームレンズは屋内や夜での撮影には向かないのでご注意ください。逆に、動物園などの屋外で昼間の撮影には超高倍率18-250mmは大活躍するでしょう。
最近のカメラは画素数が多く高解像度なので、あまり望遠側を欲張らずにレンズを選びましょう。ペンタックスでしたら16-85mmの評判がいいです。
高倍率ズームなら旅の荷物が減らせる
圧縮効果を利用して距離感を調整したいという撮影で威力を発揮します。旅での撮影は撮影ポジションなどにかなりの制約があるので焦点距離の選択肢が多い方が有利。かといって、予備レンズを持って行くと荷物がかさばってしまいますので、1本で一通りの焦点距離をカバーできる高倍率ズームは大変重宝します。
当然ですが、高倍率ズームなら広角から望遠まで撮れます。室内でこれ異常さがれないばめんで、標準や厨房炎の単焦点レンズだと不自由してしまう場面でも撮影が可能です。逆に、もうちょっと望遠で撮りたいというときもズームできます。
高倍率ズームはぼかせる
ぼけを活かした撮影をしたいと思ったときにF値を真っ先に気になってしまいますよね。
でも実はF値の開け絞りよりも、焦点距離を望遠側にのばしたり、寄って切り取った方がぼけます。
焦点距離50mm以上の望遠からぼかしやすくなってきて85mm以上では本格的にぼけます。ぼかしたいときは望遠を活用しましょう。背景がごちゃごちゃしている場面などで望遠は効力を発揮します。望遠にすると写りも大きくなってしまうので下がれればのお話ですが。
高倍率ズームに向かないシチュエーション
いろいろと高倍率ズームの良い面を紹介してきましたが、高倍率ズームじゃない方がいいシチュエーションもご紹介します。
明るくないところでしか撮影しないとき(屋内や夜)
こういうときは明るいレンズの方が有利です。また、あまり望遠が必要なかったりする場合も高倍率が無駄になってしまいます。望遠側の画角よりも軽さや明るさが欲しいときもあるので、なんでも撮れる高倍率ズームは魅力ですが、シーンに合わせてレンズを選びましょう。
ポートレート撮影(ぼけをきれいに表現したい)
単焦点レンズまたは明るいズームレンズを使いましょう。ぼけの美しさという面で高倍率ズームレンズ派不利になります。構造が複雑になるのでボケがあまり美しくありません。またF値も小さくできないのでその点でもポートレートなどのきれいなぼけが欲しいときは単焦点レンズをおすすめします。
まとめ
暗い場面やぼけをきれいに撮りたいとき以外は、高倍率ズームレンズって結構万能に活躍します。初めての一眼カメラを買う際にダブルズームキットを勧められがちですが、私は高倍率ズームレンズのキットをおすすめいたします。
高倍率ズームレンズは便利です!