本レビューします。「伝わる言葉に文章力はいらない」という本です。
一言で言うと文章で表現したい人におすすめしたい本。
「期待通りに動いてもらう」ための言葉を作るためのヒントがかかれていました。学んだことを簡単にまとめつつ、本の宣伝をさせてください。
こんな本
目次はこんな感じになってます
- あなたは「空気」に向かって文章を書いていないか
- 目的から文章を考える
- 読み手の頭に何を残すか
- 表現を工夫して書いてみよう
- 文章以前の「読まれる」技術
- 「9マスマトリックス」でつくる文例集
届けたい相手は誰なのか?
あなたは「空気」に向かって文章を書いていないか
序盤から大変為になりました。文章を書く行為って誰かに何かをして欲しいから書く訳ですよね。文章を書くとなると、どうしても伝えよう伝えようと考えてしまうのですが、「伝わる」ことが一番重要だということです。
期待通りに動いてもらうには読み手にどんな刺激を与えたらいいのか
これを徹底的に考えることが「伝わる」文章の第一歩だということがこの章でわかります。
どうして欲しいか?
目的から文章を考える
相手へ意識が向くようになったら、大事なのはどうして欲しいか?になってきます。どうして欲しいか?がない文章は単なる独り言です。「知って欲しいのか」「関心を高めて欲しいのか」「行動を起こそうと思ってもらいたいのか」をきちんとぼかさないで文章を考える。
ツーリングを企画したからよかったら遊びに来てね!ということを伝えたいのであれば、遊びに来てもらうのが目的になります。目的をはっきりさせてから文章を書くことが大事。
事実?メリット?本音?
読み手の頭に何を残すか
というお話。「事実」「メリット」「本音」という3つの角度から整理すると良いというお話。たとえば事実を伝えるとき、価値と一緒に伝えると効果的。
掃除機が1キロ軽くなりました。
ではなく
1キロ軽くなって持ち運びが便利になりました。
というように、読み手の人にとってどういう価値があるのかをしっかりとイメージできるようにするということ。なるほどなるほど!!
細かい言い回しや表現も大事!
表現を工夫して書いてみよう
の章の中で、個人的にとくに共感したのが、
主語を必ず入れる
ということ。
いつも遅いので何とかしてください。
ではなく
いつも期日より遅れ手荷物が届くので、予約通りに届くようにしてください。
とするということ。受け取り側からすると「?」となってしまわないようにするということですね。ついついやっちゃいがちですが、気をつけないといけませんね。
行間、文字間、レイアウト、色などにも気をつけよう
文章以前の「読まれる」技術
の中ではちょっとデザインのテクニック的なことにもふれています。行間が詰まりすぎていると読みづらいですよ。など。
やってみよう!
最後の章
「9マスマトリックス」でつくる文例集
では、9マスマトリックスを使った実例が8個載ってます。
初心者の私でも読みやすかったです。ぜひ「伝わる言葉に文章力はいらない」を読んで伝わる技術を身につけてください!